独立系FPに無料相談は有り得るのか?

こんにちは。

FPファクトリー代表の小澤昭彦です。

当事務所は有料相談のみを取り扱っています。

今日はその理由をお話しさせていただきたいと思います。

少し長くなりますがお付き合いいただけますと幸いです。

独立系FPの相談の実態

私が独立系FPを始めて今年で35年目を迎えます。独立系FP業務を生業としてこれから夢を抱いて資格取得に情熱を燃やしている方には少し厳しい話になるかもしれませんが、お許しください。

独立FPとしての理念は、お客様の望んでおられる生活環境に到達するため、すなわち「お客様が夢を実現するためのプロセスを提供すること」にあります。

 それは将来の家庭経済の指標となる「生活設計」から始まり、その問題点を明らかにし、夢を実現するために役立つ情報や考え方をアドバイスするものと考えていて、私(小澤)のこの理念は創業時から今現在も変わっていません。

 ただし、一般のご家庭や個人の方が10年も20年も先の将来設計を20ページ以上にも及ぶ「○○家のライフプラン」という計画書を手に入れるために、高額なの相談料をだしてまで依頼するのにははーぞるが高く、現在も創業当時も稀にしかないのが実態です。

えっ?それじゃ・・・小澤先生はどうやって今まで企業に属さない独立FPとして生計を立ててきたんですか?

その矛盾に疑問をもつのはごもっともです。

今まで「独立したFP」として継続してこれた理由

1つは「FP業務が創世期」であったことと、時代のニーズに併せて主となる業務を移行させてきたことです。今現在、大成功した「独立FP」でもない私がお話しするのも変な話ですが、FP創業期であったことで「FP資格講座」の運営や、講師の業務のライバルが少なかったことと、物珍しさから著名な先生方に、業務や資金サポートの援助をしていただいたことなどがあります。

また「相談料」を負担していただける中立的な組織(共済組合や労働組合、自治体の外郭団体など)を介しての「個人の相談業務」を開拓してきました。テレビやラジオ出演等の幸運にも恵まれました。

FPファクトリーを創った理由


「一般の方々」が生活に関わるお金の悩みや相談を、一時的に高額な相談料を支払ってまで独立FPに依頼されるのは、ほぼ以下の3つタイミングになります。

教育費など将来のライフステージを踏まえた「マイホーム購入の資金計画」

自身の家族構成や資産状況を考慮したうえで万が一対応する「生命保険・損害保険の相談」

退職を間近に控えセカンドライフを考える「老後の資金計画」


富裕層向けではなく、ごく一般の方がそのタイミングに「安心」してFP相談ができるプラットホームに繋がる線路を引いていくことが必要と考えて「FPファクトリー」という独立FPの共同事務所を創りました。

「FPファクトリー」は独立FPの基本理念に賛同したメンバーで構成されています。


さらに、人生における重要な節目だけではなくとも必要な時に、独立FPに生活設計相談をしたいと考えておられる方々の会員組織として「ライフwithラン倶楽部」を創り、会員の方が必要な時にご相談ができる体制を考えました。

無理なく線路を継続していただけるよう、少額の年会費に設定しています。

FPファクトリーの相談が有料である理由

 もし新しい世代の感性にFP相談(プラン作成)がうまく合致してその需要が増加したとしても、独立FPが多くの告知宣伝費を使って集客する「対費用効果」がなかなか収益を生み出すまでには至らないのも事実です。


FPファクトリーは、お客様の要望が無い限り、金融商品、保険、不動産等の紹介をしないという不文律があります。FPファクトリーは紹介料や手数料などの相談料以外の収益(コミッション)のあがる受け皿を持ちません。

ゆえに、FP本来の業務である相談に対する対価(相談料)が私たちの唯一の収益となります。

コミッションが発生する業態でFP業務をされている方々にも、お客様に出来るだけ中立な形でのアドバイス、商品紹介をされているFPもいらっしゃる方も多くいますが、完全に中立な立場でのプラン作成に無償はあり得ないのです。

私どもFPファクトリーのメンバーは、完全に中立な、有料の「相談業務」「プラン作成業務」に徹したいと考えています。

FPファクトリーからのおねがい

 そこで、金融商品や保険の勧誘が伴わない純粋なアドバイスを必要となさる方々に知っていただくためには、FPファクトリーというプラットフォームを一般の方に知っていただくことが急務です。

一度でもファクトリーの主催するセミナーや個別相談をご利用いただいた方に「Google Map」の口コミに、投稿いただけることが大きな告知宣伝効果が見込めるため、何卒ご協力いただけますようお願い申し上げます。

FPファクトリー代表 小澤昭彦